重量エネルギー輸送事業本部F.Mさん(2009年入社)※取材日:2025年10月(所属組織名などは取材当時のものです。現在と異なる場合がございます。)
数百トン級・超重量物の輸送を、緻密な計画と調整で支える
これまでの経歴
- 2009年
-
入社 神戸地区にて現場研修(1年間)
- 2010年
-
重量エネルギー輸送事業本部配属、京浜地区にて勤務。
- 2025年
-
同本部神戸地区にて勤務。
大規模貨物を間近で見られる機会も多々あります。現場、事務所両方でマルチに活躍!
現在の具体的な仕事内容
巨大機器を安全に輸送。計画から据付までの全工程を担当
私は、火力発電所の変圧器や発電機といった、巨大で重量のある機器の輸送・据付作業に関する事業の営業、計画検討、現場管理を一貫して担当しています。
お客様の工場で完成した巨大な製品を、安全に船へ積み込み、海上を運び、陸へ揚げます(この作業を「水切り」と呼びます)。その後、特殊車両を用いて現地へ運び込み、寸分の狂いなく指定の位置へ据え付けるまでが私のミッションです。
単に運ぶだけではなく、お客様との折衝から始まり、法規制の確認、道路や橋の強度を考慮した輸送ルートの検討、図面作成、そして現場での安全指揮まで、プロジェクトの司令塔として、あらゆる工程に深く関わります。
超大型規模の案件は、毎年あるわけではありませんが、橋梁などのインフラ資材や風力発電設備など、扱う対象は多岐にわたり、社会の基盤を支えている実感を日々味わっています。
1日のスケジュール
-
- 9:00
- 重量物輸送据付案件の計画
-
- 10:00
- 協力業者(クレーンやトレーラーの保有会社、作業会社等)との打ち合せ
-
- 12:00
- 昼休憩
-
- 13:00
- お客様との打ち合せ
-
- 15:00
- 重量物輸送据付案件の見積作成
-
- 18:00
- 退勤

この仕事ならではの面白さややりがいを教えてください。
多くの人と関わりながら、数百トンの貨物を操る達成感
この仕事は、数百トンにも及ぶ巨大な機器を扱うため、計画から現場での作業に至るまで、多くの人と関わり合いながら一つの作業を完成させる必要があります。そのため、さまざまな調整を経て、無事プロジェクトが完了した際の達成感は非常に大きいです。
作業を完遂させるためには、技術的な知識はもちろん、お客様や協力会社との綿密な調整力・交渉力が必要です。例えば、クレーンやトレーラーなどの特殊貨物運搬用は、自社でも保有していますが、据付先の地元の企業が保有する機材を手配した方が効率的な場合があります。また、現場の作業員も自社の社員だけでなく、協力会社の力が必要です。このように、機材や人員の最適な配置を考え、手配をするのも私たちの仕事です。このような業務を通じて、技術力だけでなく、幅広いスキルが身につくと感じています。
大変なことや難しいと感じることを教えてください。
工程や安全にかかわる計画・検討の難しさ
重量物の輸送・据付作業は、小さなミスが工程の大幅な遅延につながるため、計画と検討のプロセスが非常に重要です。計画次第で費用にも影響を与える可能性があるほか、現場での事故につながるリスクもあるため、大きな責任を感じます。
また、港湾業務全体の傾向としては、先進的な機器やシステムによるオートメーション化が進んでいますが、実際には、人の力で行わなければならない業務・作業もまだ多くあります。
重量物の輸送・据付業務は、その複雑さから、他の会社での取り扱いが減ってきており、だからこそ、当社への期待が高い分野でもあります。調整が多く、大変なこともありますが、これまでお客様・協力会社の方々と築いた信頼関係を大切に、上組が培ってきた知見を活かし、乗り越えていきたいと考えています。
印象に残っている仕事を教えてください。
巨大機器を扱う経験で育んだプロジェクトマネジメント力
入社14年目に関わった、五井火力発電所3号機の主機据付作業が印象に残っています。
発電機400トン、変圧器450トンという巨大な機器を扱うこのプロジェクトは、作業開始の1年前から計画準備に入り、作業自体も1年間に及びました。私は、課長や後輩と共に、プロジェクトのメイン担当として責任ある立場を担いましたが、多くの人に支えてもらい、無事、完了させることができました。
このプロジェクトを通じて、図面作成や検討などの技術力が飛躍的に向上しました。また、長期にわたるプロジェクトをマネジメントする力も身につきました。工程を細かく管理し、お客様や協力会社と綿密に連携を取りながら進めていく経験は、今でも大きく活きています。重量物輸送・据付という仕事の醍醐味を存分に味わえた案件であり、この経験が今後の目標にもつながっています。
会社の魅力や働く環境を教えてください。
相談しやすく、個人の能力を発揮しやすい
チームで業務を行うことは少ないですが、上司・先輩・後輩など、立場にかかわらず、自分から意見を求めれば快く相談に乗ってくれます。報告・相談もしやすく、助言や協力し合える環境だと感じます。また、若いうちから現場で責任のある立場を任せてもらい、経験を積むことができました。
特に気に入っているのは、設備や機械に頼らず、各個人の能力を活かした仕事ができる企業文化です。また、そういった仕事を実現できる多様な人材が揃っていることも上組の魅力だと思います。重量物輸送・据付という専門性の高い分野において、一人ひとりの技術力と経験が重視され、それぞれの強みを発揮できる環境があります。
私は、京浜事業部から神戸(本店)に戻ってきて、改めて上組の凄さを感じました。他の会社が手を引きつつある事業分野を上組が埋めている側面もあり、それがお客様との信頼関係を繋ぎ止めています。このような専門性の高いノウハウを活かした仕事が、上組に期待されているところでもあると感じます。
今後の目標を教えてください。
経験を糧に、さらに大規模なプロジェクトへ挑戦大型発電所建設プロジェクトの完遂
五井火力発電所での経験を糧に、今後は重量部の花形の仕事である、さらに大規模で複雑な発電所の建設工事などに積極的に挑戦していきたいと考えています。このプロジェクトで得た学びと反省点を活かしながら、計画段階から工事完了まで一貫して責任を持ち、より精度の高い計画立案と現場管理を実現したいです。
重量物輸送・据付という仕事は、日本のエネルギーインフラを支える重要な役割を担っています。その使命感を胸に、安全で効率的な輸送・据付方法を追求し、技術力を磨き続けていきたいと考えています。
また、これまでの経験を通じて培ってきた知識やノウハウを後輩に伝え、組織全体の技術力向上にも貢献していきたいです。次世代を担う人材を育成することで、上組の重量物輸送・据付事業をさらに発展させることが、私の大きな目標です。

就職活動中の方へのメッセージ
当たり前の日常の、その裏側に
私たちの物流がある
上組のような大企業では、支店によって携わる仕事が全く異なるため、多様なキャリアを築くことが可能です。だからこそ、その中で自分が本当にやりたい仕事を明確にすることで、物流の面白さを感じられるはずです。
物流業界の仕事は、日常生活ではあまり意識されないかもしれませんが、社会を支える上で重要な役割を果たしています。最初はイメージするのが難しいかもしれませんが、やりがいを感じられるよう、応援しています。

他のインタビューをみる
人を知る
Our People







