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ミャンマー国ティラワ地区港に於ける港湾ターミナル運営権取得について

2018年4月 6日

各  位

ミャンマー国ティラワ地区港に於ける港湾ターミナル運営権取得について


 当社は、2018年3 月22日にミャンマー港湾公社(MPA)との間で、ティラワ地区港ODAターミナル運営に係るコンセッション契約(CA)を締結しました。同ターミナルは日本政府の有償資金協力(円借款)で建設される多目的ターミナルであり、当社は2013年にJICAから委託された協力準備調査を通じて、ヤンゴン市内の交通混雑やミャンマー経済の成長に伴う輸送貨物量の増大により、近い将来には物流拠点が既存ヤンゴン港からティラワ地区港にシフトするとの観点から同ターミナル運営の事業性を検討してまいり、契約締結に至りました。

 ティラワ地区港は、ヤンゴン本港に比べてより大型の本船が着岸可能であり、インナーバー(砂洲)での潮待ちがない地理的優位性を有しており、輸出入貨物の迅速な受け渡しが可能となります。

 同ターミナル運営事業は当社にとって、上組EFR(総合物流事業会社)、TGL(ティラワSEZ所在物流事業会社)、IBTT(ティラワバルクターミナル事業会社)に続く、ミャンマーに於ける4番目の物流事業となり、2019年2月にMPAから同ターミナル施設の引渡しを受ける予定です。

 当社はコンテナ船を中心にあらゆる港湾事業を展開することにより、当社が長年培った港湾運営ノウハウを当ターミナルに導入し、同国に於ける社会インフラの向上に寄与し、経済発展に貢献してまいります。

 当社は当ターミナルへの運営参画により、既設のタイ・レムチャバン港、カンボジア・シアヌークビル港、スペイン・バレンシア港等の海外ターミナル間及び国内運営ターミナルとのネットワーク強化を図り、更にグローバル展開を推進し、事業の拡大を目指してまいります。

以上


お問合せ先 : 広報部       
TEL:078-271-5110

【ティラワODAターミナル概要】

敷地面積         : 165,700㎥

岸壁           : 400m(Plot 25&26)

許容本船全長/載貨トン数 : 200m/20,000DWT

供用開始(予定)     : 2019年2月


【場所】

場所の図.png

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